裁判傍聴 ブログ 「ドラマよりもドキュメンタリー」

空いた時間にフラッとプチ傍聴

3

本能のダンス(序編)

本能のダンス(序編)

早速入口に備え付けてある開廷表で裁判内容を確認する。
窃盗、覚せい剤取締法違反といった罪名での裁判が目立つ。

そこに・・・強制わいせつの文字があった。
以前に一度だけ強制わいせつ未遂罪というものを傍聴したが、
この罪名のものはなかなかお目に掛かれない。
迷うことなく強制わいせつの裁判が行われる法廷へと向かう。

ここで強制わいせつ罪について確認をしておこう。
【強制わいせつ】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、
6ヶ月以上10年以下の懲役に処する。
13歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする(刑法第176条)。
本罪は性別を問わず成立する(刑法第177条の場合と異なる)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

要は、双方の同意がない関係性において、一方が己の性的感情(興奮)を満たすために、
取った(キスや身体接触などの)わいせつな行為といったところだろう。
◆  ◆  ◆

 

法廷に入ると、狭い傍聴席は賑わいを見せており、空席が殆どなかった。
そして着席して、検察と弁護士を見る。
検察は、典型的な公務員顔したチェリー検事。久しぶりだ。
一方弁護士は、ゴルフドライバーといった感じのオヤジ弁護士だった。

間もなくわいせつ男が入廷する。
わいせつ男はマニアックそうな顔をしている筈だ。
しかし意外や意外、法廷に現れたのは何とも気の弱そうな金山一彦といったところだ。

そして、バッサリ女教師判事が入廷し、いよいよ強制わいせつの公判がはじまった。

 

 

本能のダンス(前編)へ続く

« »

コメント