裁判傍聴 ブログ 「ドラマよりもドキュメンタリー」

空いた時間にフラッとプチ傍聴

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児童買春

下半身で運命を奏でて(起訴状の朗読編)

「××市青少年健全育成条例違反、 児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反」
といった長い罪名で起訴されているべんとーベン被告。

それではどんな事件を引き起こしたのだろうか。

国立理工学部卒業女子検事からの起訴状の朗読を聞いてみようではないか。

 

→ → →

 
被害者が未成年という配慮から××市青少年健全育成条例違反の被害者を被害者A、
児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反の被害者を被害者B
と呼称することが先に告げられる。

①被害者A(当時15歳)に対して、
平成24年9月、9時~10時××県にあるホテル「ナポレオン」において、
自己の性的欲望を満たすために性交をした。

②別の日、0時~6時、被害者B(当時15歳)に対して、
ホテル「ムーンライト」で性交をした。

③被害者Bに対して、ホテル「ナポレオン」で性交をし、
被害者が被告の陰部を口にくわえているものをデジタルカメラ23枚を撮影し、
それを電子記録媒体であるSDカードに保存した。
またSDカードには被害者Bが半裸になった写真8点も保存されていた。

④平成24年12月、△△県の被告方において、
③で記録したSDカードに保存したデータをパソコンのHDDに保存し、
児童ポルノを作成したことによるもの、
とのことだった。

この内容をべんとーベン被告はしれーっとした表情で聞いていた。
そして、この後裁判は急展開を見せるのだった。

 

 

下半身で運命を奏でて(冒頭陳述完結編)へつづく

下半身で運命を奏でて(導入編)

UNICOが法廷を訪れた時、傍聴席は相応の賑わいを見せていた。

裁判がはじまる前に傍聴人に与えられる情報というのは、
被告の氏名と起訴された罪名しかない。
ということは、細かな内容は実際に傍聴をしてみないと分からないということなのだ。

今回UNICOが傍聴した裁判は、
「××市青少年健全育成条例違反、
児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反」
という非常に長い罪名の裁判であった。
ただこの長い罪名の中でひとつだけはっきりとしてことがある。
被告が犯したのが、未成年相手の性犯罪であるということである。
ただ「窃盗」とか「傷害」とだけ記された裁判よりも明らかにインパクトが違う。
その上、ひと目被告の顔を拝みたいというのも人情であろう。
こうしたことが相俟って、傍聴席は活気にあふれているわけだ。
◇   ◇   ◇
UNICOが傍聴席に着席した時には、既に検察と弁護士が鎮座していた。

検察は、いかにも「国立理工学部卒業女子」といった感じであり、

一方の弁護士は、ぴたパンとしか言いようのない面構えの人物であった。

そして、傍聴席の期待を一心に背負い、被告が入廷する。

う~ん、べんと―ベン。

そしてバッタっぽい裁判長が入廷し裁判の幕が切っておとされた。

 
下半身で運命を奏でて(起訴状の朗読編)に続く