裁判傍聴 ブログ 「ドラマよりもドキュメンタリー」

空いた時間にフラッとプチ傍聴

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警官 隠ぺい

pride(前編)

【汚職】

公職(公職以外の場合は背任)にある者が、その地位や職権を利用して、
収賄や個人の利益を図る不正行為を行うことをいう。
また汚職のうち、政治にからむ大規模な贈収賄事件や、
犯罪の事実が特定しにくく判決のむずかしい裁判事件のことを、特に疑獄(ぎごく)という。
警察用語では「汚」の部首からサンズイとも呼ばれる(出典:WIKI)。
◇  ◇  ◇
最近では、この汚職と呼ばれるものはそう珍しいものではなくなった。
そして、UNICOの前に居るこの被告もまた「汚職」に手を染めてしまったとのことだ。
この被告の元々の職業は、警察官であったとのこと。
その精悍な表情と姿勢の正しい被告を見ると、確かにと納得することができる。
しかし、今回起訴されている罪名は、そんなTHE警察官といった本人像とはかけ離れた
証拠隠滅、覚せい剤取締法違反である。

ひとまずボソ検の読み上げた起訴状の内容は以下の通り。
①H23年5月。
機動警ら中に、×××にて覚せい剤の遺留物を発見した。
その後近くに居た不審者に職務質問をするも人定質問を怠り、
そのことを誹謗・中傷されることを免れるために、自分の机の抽斗にしまっていた。
(刑法第104条:証拠隠滅)

②後日警察庁舎の食堂及び灰皿にて、メチルプロパンが使用された痕跡が発見されたことによるもの。
(刑法41条の2第1項)

落ちていた覚せい剤を拾って抽斗に隠していたが、
後日使ってしまったという話だろうか。
ただなぜ直ぐに使わなかったのかがよく分からない。

 
pride(中編)へ続く