法廷には、年齢不詳のおやじが入廷してきた。
罪名は、著作権法違反。
あらかた胡散臭いＤＶＤでも販売したのだろうか。
主文、懲役１年６か月を処する。その刑の執行は３年間猶予する。
罰金５０万円を課する。もし罰金を支払わない場合には、１日５，０００円で計算して、その身柄を拘束する。
著作権者の許諾なしにＤＶＤ１７２枚を販売・頒布し、
著作権者の権利を著しく損なったことによるもの。
予想通り、違法ＤＶＤを販売したケースだ。
ただ２００枚弱と規模が小さい。
恐らくそれが執行猶予のついた一番の理由だとは思われるが、
情状の理由として挙げられていたは、
今回の事件前は生活費に困っていたこと、無断複製品を扱うＤＶＤ店は閉鎖したこと、
うつを発症していること、反省していることなどを勘案したとのことだった。
また前歴として罰金刑は１回あるが、これも１０年前のことであり、
この間は真面目に過ごしていたこともあって、今回も社会内更正を選択した。
そうか、１０年ひと昔説はやはり健在なのだろうか。
この記事を書くときに、著作権法違反をネット検索したが・・・。
今年の１０月から新たに<a href=”http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/fukui/20120712_546131.html” target=”_blank”>著作権法の一部が改正</a>されたようだ。
この改正を見て、注意しないと他人事ではすませられなぁと感じるＵＮＩＣＯであった。
（了）