この日傍聴した裁判は「生活保護法違反」。
言い換えれば、昨今社会問題となっている生活保護の不正受給に関するものだ。
はじめにこの裁判に登場する人物を紹介したい。
まずは被告。カーネルサンダース被告と名付ける。
次に弁護士。
まるでヘルメットみたいな髪型だったので、
メットシューマイ弁護士とする。
検察は、以前にも登場した淡々検事。
そして、この裁判を仕切るのが矢印裁判長だ。
◇ ◇ ◇
はじめに淡々検事から起訴状の朗読が淡々と行われた。
被告は、古紙回収業組合に登録をしており、
そこから毎月給与がありながらも、○○市から生活扶助費
4月~1月までの計12回、148万7,398円を
収入がないものと虚偽の申告をして、振り込ませたというもの。
塵も積もればである。なかなかの金額だ。
起訴状に対して、特に異論を述べない弁護士サイド。
こうして裁判はそのまま冒頭陳述へと進んでいく。
まやかしは人の華(冒頭陳述編)へ続く