裁判傍聴 ブログ 「ドラマよりもドキュメンタリー」

空いた時間にフラッとプチ傍聴

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アルコールという魔物にはご用心!? -傷害-

アルコールという魔物にはご用心!? -傷害-

前回ここでご紹介した裁判は、すべての演者がどこか投げやりであったため、どこか消化不良気味であった。
「裁判とはこんなものではないだろう」と信じて次に向かった先は、
定番とも言える「傷害モノ」であった。

開廷前の10分ほど前に到着したが、小法廷とはいえまずまずの盛況ぶりであった。
これは関係者が公判に足を運んでいるということで、
「投げやり」な公判にはなりにくいことを裏付けるものである。
少しは期待が持てそうだ。

われわれが法廷内に入った時には、すでに検察官と弁護士、よくよく見ると被告もすでに着席している。
被告は保釈金を支払っているようだ。
これはお金持ちなのかな?

それぞれの演者の様子を見てみる。
被告はどこからどう見ても真面目で善良そうな顔をしており、
また口数も少なそうな「職人気質」なタイプである。
「職人を守る」弁護士は、これまた「国選一筋30年」のオーラを全身から放つといった
なかなかの離れ業を持つ人物であった。

一方職人を敵視する検察官はというと明らかに「ラッキョウ顔」で
誰が何と言おうと「検察一筋30年」といった印象を持つ猛者であった。

「その道一筋30年対決」
これは弁護側と検察側との威信をかけた代理戦争に相違ない。
開始前から、なかなかの緊迫感が漂っているように感じているのは、
UNICOだけか!?

「アルコールという魔物にはご用心!? -傷害-②」へ続く

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