裁判傍聴　ブログ　「ドラマよりもドキュメンタリー」

バッチリスーツに身を包み、
後ろに束ねた長い毛先が金髪に光っている。
偏見ではあるが、この部分だけ見ても、
以前の荒れた生活ぶりを推し量るのには十分な材料である。

年はアラフォー。
性別を問わず、所帯を持たない者にとっては、
今後の生き方についての目的を見出しにくい年齢である。

被告は、これまでにも前科は２犯あり、その何れもが窃盗。
初犯は、懲役１年、執行猶予３年の有罪判決となっている。
その次は、懲役６か月、後５年の保護観察付の実刑だ。
今回は、出所後僅か１年２か月後の犯行で、
これまでと同じ窃盗に加えて私印偽造、同使用といった尾びれまで付いている。
何が彼女をそうさせたのだろうか。

被告は短大卒業後にアパレル会社に勤務。
その後職を転々とし、現在は内装クリーニング店の経営者となっている。
また自営の傍ら補填として、友人の知り合いの会社へ
週３～４日の頻度で働きに出ているとのこと。

どうやらＵＮＩＣＯの勝手な予想に反して、生きる目的は定まっているようである。
一体何が被告を犯行に走らせたのだろうか。
愛に飢える私を見て！！（中編）に続く